治療院の脇の壁に今年も燕が巣を作ってくれました。
「また今年も来てくれたんだね。」と顔がゆるみます。
でも今いる燕は二番目。
最初の燕は凄く早い時期に(確か3月末)来ました。あまりにも早い来訪にびっくりした思い出が有ります。
そして昨年の冬、綺麗に取り去られてしまった巣を、壁伝いに飛びながら一生懸命探していました。そのうち巣が無いことが分かったらしく、いつも巣が有ったところに健気にも巣を作り始めました。泥も枯れ枝も何もかも材料不足の中で、何処で見つけるのかちゃんと泥や木の枝を持ってきて、ツルツル滑るタイルの壁に塗り付け、いつの間にか巣を完成させました。小さな巣ですがなんとかできあがり、間もなく卵を産み小さな巣の中に五羽の赤ちゃんが生まれました。
親鳥は夜になると巣が満員なので、松本整体の看板を照らす電気の上で寝ていました。
そしてわたしが手首を骨折して休んでいる間の六月吉日、見事全員で巣立ちをしていったそうです。
ところが今月その巣に新たなツバメが現れ、どうやら卵を抱いているらしい。
このツバメはいったい何者?
杉並区久我山 松本整体院長 久保田昇子