今日、とてもうれしいことが有りました。
指圧を仕事にしていた方が、私が書いた「自律整体論」を読んで、一度施術を受けてみたいと来院されました。
本を読んでの感想や、分からないところの質問等を施術をしながらお話ししました。
私の施術は先ず低周波治療器をかけるところから始めますので、そのように伝えました。
「えーっ。低周波かぁ。」て感じが伝わってきましたので、私の使い方はどこもしていない私だけの使い方ですと説明して施術を始めました。
暫くするとご本人の主訴であった首の硬さがみるみるうちに柔らかくなってきました。
指圧やマッサージをするよりはるかに早く、痛みも無く筋肉がほぐれるのを目の当たりにして、びっくりされていました。
「何とかとハサミは使いよう。」と言いますが、器械だって使いようで素晴らしいものになります。
「なあんだ、低周波か。」と思っている方は低周波治療器を患部に当ててそのまま固定して5~10分くらい通電してハイおしまい。と言う使い方しか知らないのです。
そして確かに100パーセントに近い数字でそういう使い方しかされていません。
なんてもったいない事をしているのでしょう。
わたしは必要な場所を全部低周波治療器を使ってほぐします。
私のような使い方をしている人はいないので、「あんなの効果ない。」という認識をされてしまいます。
ところが道具は使いよう。効果の無い使い方をするから効果が出ないのであって、上手に使えばこんなにいいものはありません。
なんだか低周波治療器の宣伝みたいなコラムになってきましたが、別に宣伝をするつもりは全くありません。使いこなしてこそ効果が出るということを知って欲しいのです。
この患者さんもこの効果にびっくりされ、「低周波治療器を探します。」とおっしゃっていました。
長年の首の硬さと痛み、可動域の少なさがすっかり改善され、坐骨神経痛の不完全な治癒状態による大腿後側の突っ張りや痛みもとれ、「来て良かったです。」とおっしゃってお帰りになりました。
こういう瞬間が施術家冥利に尽きる瞬間です。
そして、おいでいただきありがとうございました。という感謝の気持ちでいっぱいになります。
杉並区久我山 松本整体 院長 久保田昇子