よく「捻挫をしょっちゅうしてしまう。」という人がいます。
でも、きちんとした治療をすればそういう事にはなりにくくなります。
そもそも「捻挫」とはどういう状態の事を言うのでしょう。
関節が可動域(動かせる範囲)を越えて動かされた時に生じる靭帯や腱、筋肉の損傷を言います。
動かすと痛く、腫れて時には内出血を伴い筋肉が青黒くなったりします。
関節が可動域以上に外力を受けた時筋、腱、靭帯は自分の持っている支持力(関節を支える力)以上の力を受けた時断裂します。つまり物を引っ張り過ぎると破れますよね。
あれと同じことが関節におこるのです。
だからそれらが完全に復活してくれるまで冷やして安静にする必要があります。
でも、関節の可動域を普段から広くしておけば同じ外力が加わっても怪我のレベルが全く違ってきたり、捻挫しにくい状態になるのです。
イメージ的には質の悪い弾力性の無いゴムが伸び縮みさせるとすぐに切れます。
弾力の有るゴムは引っ張っても簡単に切れません。
筋肉もこれと同じです。
普段から弾力性を付けておけばよく伸びますので、関節の可動域が自然に広くなり捻挫のしにくい関節になってくれます。
松本整体の施術はこの理論を基に成り立っています。
骨格の歪みも同じです。
骨は一人では動けません。筋肉が伸びたり縮んだりする事で動きます。
その筋肉が硬くなって伸び縮みしにくくなった状態で体を動かすと無理な引っ張りが出てだんだん歪んできます。
ちょっと脱線しました。
以上の理論を考えると施術の仕方もはっきりしてきます。
関節の可動域を狭めている原因を取ってあげればいいのです。
例えば捻挫で一番多い足関節を例にしましょう。
足関節を形成している周りの筋肉を一つ一つよく調べます。
そして一つ一つきちんと弾力を付けていきます。
その後全体の筋肉も施術して体のバランスを良くします。
一か所だけ弾力を付けても体の歪みが大きかったりすると悪い影響を受けてすぐに硬くなってしまうからです。
これは治療にも役立ちます。医師からまだ動かしてはいけないと言われるレベルでも私は施術をします。動かさなくても悪い事をしている筋肉を柔らかくしてあげられますし、その方が早く治るのです。そして「癖になる」という事も無くなるのです。
捻挫が癖になって競技生活を諦めている人はいっぱいいます。
勿体ないです。
損傷の仕方でどうにもならない事もありますが、どうにかなることもあるのです。
諦めないでください。
杉並区久我山 松本整体 久保田昇子