「肩こりの対策」

肩こりはどんなことをするとおこるのでしょうか。
いろいろな場合がありますので、とりあえず、たくさんある中から主なものを書きましょう。

1) 同じ動作を何時間も続ける。
例えば、長時間コンピューターを操作する、書き物をする、本を読む縫い物や編み物をする、テレビを見る。
これらの動作は、同じことを長時間することによる、筋肉の疲労と目からくる疲労がコリを引き起こすと考えられます。
2) スポーツや作業などによる筋肉の使いすぎによるもの。
適度に体を動かすことは健康にとてもいいのですが、使いすぎると筋肉に疲労を蓄積し、それがコリの元になります。
3) 何もしないでじっとしている。
でも、何もせずにじっと寝ていても、コリを感じて、寝ているのが辛くなることもあります。

こんなふうに、動かしすぎても、動かさなすぎてもコリが出ます。
こんな厄介な肩こりに実際どうしたら対策が立てられるでしょうか。
私は、こんなことを提案しています。

1) の理由を思いあたる人は長時間の連続動作をしないようにすること。
つまり時々動作をとめて(できることなら20分おきくらい)ゆっくり体を動かして、筋肉に穏やかな刺激を与えてあげるようにすることです。
肩をゆっくりあげたり下げたり、首を前後左右に曲げ伸ばししたり。肩をゆっくり大きく回したり、自分が気持ちよくなりそうな動きをすることです。たったそれだけでも、かなり予防できます。
2) の理由で思い当たる人は、たくさん使ってしまった筋肉にお礼の気持ちを込めて、ゆっくりと丁寧に、整理運動をしてあげましょう。
使いすぎの筋肉もゆっくり十分に伸ばしてあげることで、疲労が取れて弾力性も出てきます。
3) の理由に思い当たる人は、寝ながら体を動かすことです。
これもゆっくりじわじわと自分の動かせる関節をすべてうごかすようにすると、血流が良くなり、疲労素を取り除いてくれます。
体が動かせない人は、指先でも、足先でも動かせるとところならどこでもかまいません。自分で動かしてみましょう。これは、寝たきりの病気のかたのリハビリにもいいですよ。

これらの運動をするときに注意することは、勢いよく力を込めてやらないことです。
ゆっくり、じわ~が効果的です
自分の力では、解決できないくらいこってしまった体は、肩こりくらいと放置せず、プロに開放してもらいましょう。
頑固な肩こりは、なかなか自分の力や努力だけでは解決できないことも多いので、頑固な肩こりにならないように普段の努力が大切です。
それには、上記に書いたようなことをまめに実行することが必要です。
なんの努力もなしに常にいい状態でいられる幸せな人はほんの一握りの人です。
また、内科や外科的病気による肩こりもありますので、肩こりは万病の元と思って放置せず、治療をすることをお勧めします。

〒168-0082
東京都杉並区久我山5-7-9-102
京王井の頭線「久我山駅」より徒歩2分

03-3332-5725

予約制のため、必ずお電話にて
事前のご予約をお願いいたします。
休診日:月曜午後・水曜・木曜・日曜・祝祭日