「膝の痛みNO.3」

最近の私たちの生活は多少膝が痛くても何とか生活できることが多く、そのため少しくらい痛くても我慢してしまう方がいらっしゃいます。
昔のようにお手洗いに行ってもしゃがまなくていいし、椅子の生活が多いから、正座をすることがほとんどありません。
外に出ても、大きな建物や駅にはほとんどエスカレーターかエレベーターがあり、階段を上り下りしなくてもなんとかなります。
だから膝に多少の痛みがあっても、大して不便ではないので、我慢ができるのです。

しかし、これが困るのです。
膝は「最近ちょっと痛いな」というレベルの時に来て下されば、早く良くなるのです。
我慢すればするほど直りも遅くなります。正常な膝は、正座もできるし、しゃがむこともできるのです。それができないのは異常なのです。通常の生活を不自由なくできることが正常な状態であって、我慢すればできるとか、できないことはしないというのは正常な状態と言えないのです。

よく、患者さんで、「正座ができないのは異常な状態なんですよ」と言うと、びっくりしたような顔して「正座なんてしなくても生活できるから不便をそんなに感じないんです。
どうしてそれが異常なんですか?」というようなことをおっしゃる方がいます。
「本来できるはずの事が不自由だったりできなかったりしたら、それは正常ではないのです。」とお返事します。
軽い症状のうちは膝も骨や軟骨に変形をおこしていないことが多いので、筋肉の状態を良くしてあげるだけで痛みがとれ、正常な可動域を動かすことができるようになります。

つまり、変形していなければ、大抵改善できる可能性があるということです。
年のせいや体重のせいなどにする必要はありません。 そんなことが原因ではないことの方が多いからです。
完全に変形してしまった膝の痛みを整体でとることはできませんが、痛みの軽減やそれ以上ひどくならないようにすることはできます。
また、膝の手術をした後も何となくすっきりしない方の改善をすることもできます。

あまり我慢せず、早め、早めに治療されることをお勧めします。

〒168-0082
東京都杉並区久我山5-7-9-102
京王井の頭線「久我山駅」より徒歩2分

03-3332-5725

予約制のため、必ずお電話にて
事前のご予約をお願いいたします。
休診日:月曜午後・水曜・木曜・日曜・祝祭日